繊維分野、電子材料分野、カード分野と、創業以来、常に事業フィールドを広げながら、着実な歩みを続けてきた富士チタン工業――。その歴史は、まさしく技術開発の歴史と言えます。国内で初めて工業化を実現した酸化チタンの製造と、その性能向上に向けてのあくなき取り組み、エレクトロニクス分野の先端ニーズに的確に対応してきた電子材料用各種基材の開発、そして、粉体技術を応用した新分野へのチャレンジなど、当社はまさしくその技術力で次代を切り拓いてきました。
相互の特徴を活かしながら、密接な連携をみせる2つの研究部門
その活動を支えてきたのが、「神戸・技術開発部」と「平塚・技術開発部」。チタンに関連する無機材料、薄膜材料などのテーマに取り組む「神戸・技術開発部」、高品位セラミック誘電体基材をはじめ、先進の材料開発を推進する「平塚・技術開発部」が、それぞれのフィールドで力を存分に発揮するところから当社の開発力は生み出されています。
また、両研究部門は、「開発会議」、「合同技術発表会」などを通じて常に技術交流を実施。神戸で行われた基礎研究が、平塚で事業化されるなど、相互の特徴を活かしながら強く結び付くことで、効率的で、幅のある研究開発を推進しています。
酸化チタンは優れた顔料特性に加え、紫外線遮蔽性、遠赤外線放射性、導電性、抗菌・消臭性などさまざまな機能をもたせることができます。当社では、繊維分野を中心に、多彩な機能を組み合わせた多機能酸化チタンの開発 に取り組んでいます。
チタン関連材料、薄膜・導電性材料の既存商品周辺分野はもとより、環境・生活衛生関連分野から、先端の情報・通信関連分野まで、幅広い分野での可能性を追求。新しい発想に基づく新規無機系フィラー、次世代無機材料の開発を続けています。
ICP質量 分析装置
Single Extruder
透過型電子顕微鏡
実験炉
時代の最先端をゆくエレクトロニクス機器に使用されるセラミック電子部品は、一層の小型化、高性能化が求められています。そうした中、高度で多様なユーザーニーズに応えながら、高い信頼性と低コストを実現する次世代型高品位セラミック誘電体基材用原料の開発を推進。それに不可欠な均質組成、微粒高分散性、高結晶性をもつ材料を高度なテクノロジーで実現します。
電子材料周辺分野も視野に入れながら、独自の材料開発技術を駆使。ニーズを先取りした高機能、高性能材料の探求にも取り組んでいます。
X線回折分析装置
ICP分析装置