FIELD1 酸化チタン事業部門

化学繊維分野からカード分野、さらに最先端材料分野まで、幅広いフィールドで独自の技術を駆使します。

当社は、優秀な顔料的性質と極めて高い白色度をもつ酸化チタンを、ポリエステルやナイロン、アクリルなどの化学繊維用艶消し剤として、国内外の繊維メーカーに提供しています。独自の硫酸法によるアナターゼ型チタンに、自社技術を付加した製品は、粗粒子の少なさ、粒形の均一性、優れた分散性などから、高い評価を獲得しています。また、近年ではPETカード分野をはじめ、白色フィルム分野、薄膜材料分野などへも積極的に製品を展開しています。


酸化チタン“TA-シリーズ”

化学繊維向け酸化チタン

ファイン化技術を駆使し、
酸化チタンの可能性を追求する。

当社の化学繊維向け酸化チタン事業は創業2年後の1938(昭和13)年頃から生産されるようになった人造絹糸(再生繊維)の艶消し材として使用されたのがスタート。その後1951(昭和26)年にナイロンをはじめとする化学繊維が相次いで誕生し、これらの艶消し材として多様化するユーザーニーズに対応して、現在に至っています。
現在も、酸化チタンと化学繊維に関する長年のノウハウをベースに、常にファイン化技術の構築を図りながら、製品の高付加価値化を推進。同時に、スピニングの高速化やデニール数の変化など、高度化・多様化するユーザーニーズに的確に対応してきた結果、国内繊維用酸化チタン分野でナンバーワンのシェアを保持しています。


拡大を続ける海外市場に向け、
世界戦略を加速。

当社は化学繊維向け酸化チタンで国内において圧倒的なポジションを確立しておりますが、国内化学繊維メーカーの積極的な海外展開やアジア諸国での化学繊維産業発展という時代の流れに合わせ、活躍のフィールドを世界へ広げております。 現在は世界の化学繊維工業の拠点である中国を中心に販売活動を積極的に展開しているほか、新たな化学繊維生産の拠点としてその成長が注目されるインド・インドネシア・トルコなど、着実な需要拡大が予想される世界市場に向けて、販売を加速しています。


機能面での優位性を確保し、
ライバルとの差別化を図る

近年、防臭・消臭などの機能性を持つ衣類が注目を集めつつあります。酸化チタンの持つ特性をこれらの機能性衣類に応用することにより、当社製品の付加価値を高め、他社との差別化を図ることができますので、営業部門を中心に市場調査等を積極的に進めております。

国産第1号酸化チタン

国産第1号酸化チタン/昭和11年(1936年)


酸化チタン製造工程(硫酸法・アナターゼ)

カード・フィルム向け酸化チタン

進展を続けるカード社会に独自の技術で貢献。

キャッシュカード・図書カード・各種交通機関のプリペイドカードなど、今やカードは日々の暮らしの中で必要不可欠な存在となっています。
当社はさまざまなカードのベースとなるPET(ポリエチレンテレフタレート)用白色顔料を開発し、マスターバッチ・コンパウンドメーカーを中心に販売。これをベースに色とりどりのカードが誕生しています。
カード向け酸化チタンは化学繊維向けと同様、樹脂との馴染み・分散性など高い品質レベルが要求されており、通常の塗料向け酸化チタンでは代用が難しく、国内では独占的なシェアを誇っています。近年はクレジットカード・ICカードやキャッシュカードなどの薄型化が期待される中、今後の活躍のフィールドが広がることが期待されます。
一方、フィルム用途の代表例としてディスプレイフィルムがあり、液晶テレビ等に用いられることで色鮮やかな映像の提供に一役貢献しています。


Fujiの“機能材料”分野

真空蒸着材料(光学薄膜材料)

高品質の光学薄膜提供により電子と光の技術進歩に貢献。

近年、光を扱う技術が急速に発展しています。私たちの目に「より美しく、鮮明に」画像を届けるためにレンズやディスプレイに薄膜をコーティング(貼り付け)し、可視光線の調整が行われています。身近な例として、白色化が進む蛍光灯やテレビ・パソコン画面等の鮮明化などが挙げられます。
電子・光を扱う技術の進展により、当社でも酸化チタンの特性である屈折率の高さに注目、チタン関連材料や粉体製造に関するさまざまな技術・ノウハウを活かし、光学薄膜材料分野に積極的に事業展開をしております。
中でも、当社が開発した「真空蒸着用酸化チタンTi3O5(商品名:TOP)」は、従来品にない優秀な脱ガス性と透明度に優れた高品位の膜質が得られることから、市場に大きな反響を呼びました。また、「酸化タンタル」「酸化ジルコニウム」のほか、高屈折材料(商品名:FH-01)を開発しており、今後も高品質の光学デバイス提供に一役貢献して参ります。

光学薄膜とは?
超微粒子酸化チタン

カラー印刷普及に伴い
超微粒子酸化チタンの販売を加速。

当社独自の粒子制御技術により開発した「超微粒子酸化チタン(商品名:TAFシリーズ)」は単に微粒というだけでなく、一次粒子径が0.02〜0.01μm、かつシャープな粒度分布を有し、凝集粒子が少なく分散性に優れていることから、複写機用のトナーの外添剤、特殊繊維用フィラーなどに使用されています。
最近ではオフィスではプレゼンテーション資料やデジタルカメラ資料をカラー出力する機会が増えているほか、各種溶媒・樹脂分散タイプなどユーザーニーズに応じた表面処理が可能であり、特殊フィラー(添加剤)分野を中心に今後の展開が期待されます。


国際規格ISO9001を認証取得

当社が生産する酸化チタンはポリエステル・ナイロン・アクリルなどの化学繊維向けに国内はもちろん、中国をはじめとする世界中のお客さまに使用されており、高い評価を受けております。
そして、今後世界戦略を加速する中で、世界一の品質を目指すため、平成18年8月11日付で「ISO9001」を認証取得いたしました。


ISO9001

酸化チタン副生製品

環境保全から、建築材料分野まで、幅広いフィールドで活躍する副製品。

酸化チタン製造工程において副産物として生成される《硫酸鉄》《石膏》も製品化。各分野の幅広いユーザーに提供しています。

■硫酸第一鉄・7水塩
(FeSO4・7H20)

鉄塩のもつ凝集性、吸着性を利用し、産業廃水、下水道終末処理用凝集剤や脱臭剤として用いられるほか、火力発電所などのボイラー冷却装置の防錆用としても使用されています。

■硫酸第一鉄・1水塩
(FeSO4・H20)

飼料用ミネラル剤、肥料用原料、土壌改良剤等として国内はもとより東南アジア、オセアニア、アメリカでも高いシェアを獲得しています。

■石膏

耐火、防音性能に優れていることから、石膏ボード(建材)の原料として利用されているほか、セメントの凝結遅延剤としても使用されています。


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