私たち“富士チタン工業”は、化学メーカーとして暮らしに欠かせないさまざまな原材料を提供しています。
それでは、暮らし中で活躍する“富士チタン”の一部ご紹介いたしましょう。
私たちが普段着ているワイシャツなどの衣類は、天然繊維と「ポリエステル」「ナイロン」等の化学合成繊維からできています。化学合成繊維は無色透明が基本。そのため、そのままの状態で紡糸すると釣り糸のようなものになります。
そこで、酸化チタンが登場。ポリエステル等の樹脂に混ぜ込み、艶を消すことにより染色性が向上し、天然繊維の風合いに近づきます「富士チタンの酸化チタン」は、私たちの衣類に不可欠なものであります。
ATMカードや各種クレジットカード、バスや鉄道などのプリペイドカードに、ポイントカードなど、私たちの財布の中に必ず1枚は入っている各種カード。
カード自体に酸化チタンを添加することにより、色鮮やかなイラストや写真のプリントが可能となります。カード社会の発展とともに、「富士チタンの酸化チタン」も活躍の場を広げています。
情報社会が定着するなか、移動通信のトラフィック量は飛躍的に増大しています。
携帯電話基地局では、デジタル信号処理と無線信号の送受信を1駆体に収める等、小型化・高性能化が進んでおり、電源回路に搭載される積層セラミックコンデンサおよびその材料粉であるチタン酸バリウムも小型化・高性能化への対応が求められています。
AIやIoT等の普及が進む中、富士チタンの「チタン酸バリウム」も通信システムの発展とともに一層の活躍が期待されているのです。
スマートフォンにはたくさんの積層セラミックコンデンサが使用されています。当社では積層セラミックコンデンサの材料粉として、「チタン酸バリウム」を製造し、各部品メーカーに提供しています。
通信機器の発展とともに「富士チタンのチタン酸バリウム」も活躍の場が広がります。
自動車1台当たりには、約3,000個の積層セラミックコンデンサが使用されていると言われており、当社のチタン酸バリウムが活躍しています。
自動車向けの積層セラミックコンデンサに求められる材料粉の要求は高く、当社は技術力でこれに対応しています。
石膏ボードという商品をご存知でしょうか。この商品は板状の建築用内装材料として、キッチン周りやリビングルームの壁や天井などに広く用いられています。
当社は酸化チタンの製造過程の中で発生する廃液から石膏を生産し、石膏ボードメーカーに供給しています。