チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム
■弊社独自の技術により、様々なチタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウムを提供いたします。
■大粒径、高結晶などユニークな特性を持っています。
■樹脂の誘電率制御用途などに使えます
■チタン酸カルシウム開発品(大粒径タイプ、微粒タイプ)
チタン酸カルシウム(Calcium titanate:CaTiO3)はカルシウムとチタンの複合酸化物で、ペロブスカイト構造をとる化合物です。
鉱物としては、ロシアの鉱物学者レフ・ペロブスキーの名前にちなんで、ペロブスカイトと呼ばれています。
比較的高い誘電率を持ち、かつ常誘電体です。温度補償用コンデンサなどに使用されています。
モル比 (Ca/Ti) |
D50 (μm) |
SA (m2/g) |
|
---|---|---|---|
CT-L2 (2μm) |
0.99-1.02 | 3.7 | 1.1 |
CT-L5 (5μm) |
0.99-1.02 | 7.0 | 0.8 |
CT-F (0.3μm) |
0.97-1.00 | 0.6 | 8.3 |
※D50はレーザー回折法による粒度分布の結果。現在開発中のため、いずれも参考値です。



誘電率制御に使用されています。
高結晶性であることを活かし、樹脂混錬用フィラー材として、積層基板材・封止材・アンテナ材などの誘電率調整用途に使用されることを期待しています。
■チタン酸ストロンチウム開発品(大粒径タイプ、微粒タイプ)
チタン酸ストロンチウム(Strontium titanate:SrTiO3)はストロンチウムとチタンの複合酸化物で、ペロブスカイト構造をとる化合物です。
誘電率が比較的高く、かつ常誘電体でありキュリー点を持たないため、誘電率の温度変化が小さいです。
この性質よりセラミックコンデンサの材料に用いられています。
また、絶縁体ですが、ニオブやランタンなどの添加物を加えることで容易に半導体化するためバリスタ、センサ、熱電素子などに用いられています。
近年、光を照射することによって水を分解する人工光合成の研究に使用されています。
モル比 (Sr/Ti) |
D50 (μm) |
SA (m2/g) |
|
---|---|---|---|
ST-L (2μm) |
0.99-1.02 | 3.6 | 1.1 |
ST-F (0.4μm) |
0.99-1.02 | 0.7 | 4.2 |
※D50はレーザー回折法による粒度分布の結果。現在開発中のため、いずれも参考値です。


誘電率制御・光触媒用途などに使用されています。
