当社のアナターゼ型酸化チタンは、均一な粒子形状とシャープな粒度分布を持ち、特に化学繊維用途で問題となる粗粒子の含有量が非常に少ない特質があります。
また、二次凝集の原因となる微粒子がほとんどないため、低レベルの分散エネルギーにより、簡単に分散できることも大きな特徴です。

(1) TA 100

均一で粗粒子の少ない水中分散性のアナターゼ型酸化チタンで、ポリエステル繊維用を中心に使用されています。

(2) TA 300、TA 301

粗粒子を極限まで少なくした結果、理想的な粒度分布と高度の分散性を持つことから、ポリエステル、アクリル、アセテート、レーヨン、66-ナイロンなどに幅広く使用されています。
また、ポリエステル樹脂との馴染みが良く、樹脂中でも簡単に分散する特質によりPETマスターバッチ用としても高い評価を受けています。

(3) TA 500

独自の技術によりアルミナ、亜鉛、シリカなどの化合物で表面処理したアナターゼ型酸化チタンです。ルチル型に匹敵する耐光性とラクタム水、アセトン、水、エチレングルコール等の各種溶媒に優れた分散性を示し、特にラクタム水に対する分散性が良好なため、主に6-ナイロン用として使用されています。

■TAの特性（代表値）