真空蒸着材料

真空蒸着とは、真空の中で材料を加熱溶融して蒸発させ、その蒸気をガラスやセラミック、金属の表面に密着させる技術のことです。
当社は将来の光学技術の進展と酸化チタンの持つ高い屈折率に着眼。1991(平成3)年に真空蒸着材料
酸化チタン(商品名:TOP)の販売を開始いたしました。
表面に密着させる膜は2万分の1~5百万分の1ミリ程度と非常に薄膜です。そのため、材料自体にも屈折率のほか作業性や品質安定性が要求されています。当社TOPは不純物が少ないだけでなく、突沸(スプラッシュ)が発生しにくいことから、ユーザーからの高い評価をいただいています。
さらに、TOPで培った技術を応用して新たな高屈折率材料(商品名:商品名
FH-01)の開発にも成功。近紫外から可視領域を透過する機能はユーザーからも高い評価をいただいています。

当社の代表銘柄
膜組成 | 製品名 | 材料組成 | 屈折率 |
---|---|---|---|
酸化チタン | TOP | Ti3O5 | 2.4 |
酸化ニオブ-酸化ランタン | FH-01 | Nb2O5-La2O3 | 2.0 |
主用途
光学部品(レンズ、ミラー、フィルター等)
※光学部品は、カメラ、スマートフォン、プロジェクター、パソコン等に組み込まれます。